エリスロポエチン(erythropoietin; EPO)について理学療法士の視点で簡単にまとめてみます。
エリスロポエチンとは
赤血球濃度の調節に働く物質です。
エリスロポエチンが放出されると,骨髄に作用し,赤血球が増えます。
造血因子の一つです。
分泌の調節
低酸素(酸素分圧の低下)によって分泌が促されます。
供給源
腎臓(85%)と肝臓(15%)で作られます。
臨床
腎疾患でエリスロポエチンの量が減ると貧血になります。
エリスロポエチンは人工的に作ることができ,貧血治療に使われています。
ドーピングに使われる物質としても有名です。
その他
物質してはポリペプチドで,糖タンパク質です。
サイトカインの一種で,広義のホルモンともいえます。
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参考文献
1)岡田泰伸(監修): ギャノング生理学 原著25版. 丸善出版, 2017, pp834-835.
2)本間研一(監修): 標準生理学 第9版. 医学書院, 2019, pp546-547.
2020 年 4 月 15 日
2020 年 6 月 9 日
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