解剖生理

エリスロポエチンとは

投稿日:2020年4月15日 更新日:

エリスロポエチン(erythropoietin; EPO)について簡単にまとめてみます。

エリスロポエチンとは

赤血球濃度の調節に働く物質です。
エリスロポエチンが放出されると,骨髄に作用し,赤血球が増えます。
造血因子の一つです。

分泌の調節

低酸素(酸素分圧の低下)によって分泌が促されます。

供給源

腎臓(約85%)と肝臓(15%)で作られます。

臨床

腎疾患でエリスロポエチンの量が減ると貧血になります。

エリスロポエチンは人工的に作ることができ,貧血治療に使われています。

ドーピングに使われる物質としても有名です。

その他

物質してはポリペプチドで,糖タンパク質です。

サイトカインの一種で,広義のホルモンともいえます。

参考文献

1)岡田泰伸(監修): ギャノング生理学 原著25版. 丸善出版, 2017, pp834-835.
2)本間研一(監修): 標準生理学 第9版. 医学書院, 2019, pp546-547.

関連記事

腎臓の基本を以下の記事でまとめています。
腎臓とは(最初に覚えること)

2020年6月9日
2020年4月15日

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