仙骨に付着する筋

はじめに

仙骨に付着する筋についてまとめます。
一覧を示し,さらに部位別に分類します。

仙骨に付着する筋の一覧

  1. 広背筋:仙骨の正中仙骨稜(棘突起)
  2. 腰腸肋筋:仙骨後面
  3. 胸最長筋:仙骨後面
  4. 多裂筋:仙骨後面
  5. 前仙尾筋:仙骨の前面
  6. 後仙尾筋:仙骨の後面
  7. 腸骨筋:仙骨翼
  8. 大殿筋:仙骨の外側縁
  9. 梨状筋:上位 3 つの前仙骨孔の周囲

広背筋が仙骨に付着するとの記載がない文献3)があります。

腰腸肋筋と胸最長筋は仙骨後面としましたが,正中仙骨稜(棘突起)に付着するとしている文献1,4)もあります。
また,胸最長筋が仙骨に付着するとの記載がない文献6)があります。

回旋筋,棘間筋,横突間筋が第 5 腰椎と仙骨の間に存在するとは書かれていないのですが,文献 1)の図には第 5 腰椎と仙骨の間にこれらの筋が描かれています。

腸骨筋が仙骨に付着するとしているのは,文献 5, 6)だけです。

大殿筋の付着が仙骨後面となっている文献4-6)もあります。

梨状筋は,第 1 から第 4 前仙骨孔の間につく4,6)となっていたり,前仙骨孔の外側3)となっていたりします。

付着部位での分類

仙骨前面に付着する筋

  • 前仙尾筋
  • 腸骨筋
  • 梨状筋

仙骨後面に付着する筋

  • 広背筋
  • 腰腸肋筋
  • 胸最長筋
  • 多裂筋
  • 後仙尾筋
  • 大殿筋

参考文献

1)金子丑之助: 日本人体解剖学上巻(改訂19版). 南山堂, 2002.
2)河上敬介, 磯貝香(編): 骨格筋の形と触察法(改訂第2版). 大峰閣, 2013.
3)越智淳三(訳): 解剖学アトラス(第3版). 文光堂, 2001.
4)秋田恵一(訳): グレイ解剖学(原著第4版). エルゼビア・ジャパン, 2019.
5)中村隆一, 斎藤宏, 他:基礎運動学(第6版補訂). 医歯薬出版株式会社, 2013.
6)津山直一, 中村耕三(訳): 新・徒手筋力検査法(原著第9版). 協同医書出版社, 2015.

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2021年5月25日

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