解剖生理

サイズの原理とは

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サイズの原理とは1)

サイズの原理 size principle は,運動単位が動員される順序に関する原理です。
筋が収縮するときには,小さな運動単位が先に動員され,より強い力が要求されるとより大きな運動単位が動員されるというものです。

小さい運動単位の方が動員閾値が低いとも言えます。

また,運動単位は,その運動ニューロンが支配している筋繊維の型によって以下の3つに分けられます。

  • S型(slow): I 型(遅筋-酸化型 SO)の筋繊維
  • FR型(fast, resistant to fatigue): II A 型(速筋-酸化型-解糖型 FOG)の筋繊維
  • FF型(fast, fatigable): II B 型(速筋-解糖型 FG)の筋繊維

筋繊維の型と運動単位に含まれる筋繊維数(運動単位の大きさ)には相関があります。
つまり,S型 < FR型 < FF型の順番で大きくなります。
サイズの原理より,S型の運動単位が先に収縮し,次にFR型,FF型の順番で収縮することになります。

筋力増強運動との関係

サイズの原理を筋力増強運動にあてはめるとどうなるでしょう。

低強度(重りが軽い場合など)の運動では,小さな運動単位だけが収縮することになり,筋全体の筋力増強が得られないということになります。
しかし,実際には大きな運動単位も収縮するようです2)

一つの理論だけで考えることは危険ですね。

参考文献

1)岡田泰伸(監修): ギャノング生理学(原著25版). 丸善出版, 2017, pp129-130.
2)Fisher J, Steele J, et al.: High- and Low-Load Resistance Training: Interpretation and Practical Application of Current Research Findings. Sports Med. 2017; 47: 393-400.

2020年1月29日

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