各椎骨間の関節可動域について簡単に

はじめに

各椎骨間の関節可動域について簡単にまとめます。

関節可動域の数値

基礎運動学1)より代表値のみを引用して表に示します。
代表値が,平均値なのか,中央値なのか,あるいは別の数値なのかについては書かれていません。

屈伸側屈回旋
Oc. – C11380
C1 – C210047
C2 – C38109
C3 – C4131111
C4 – C5121112
C5 – C617810
C6 – C71679
C7 – T1948
T1 – T2469
T2 – T3468
T3 – T4468
T4 – T5468
T5 – T6468
T6 – T7568
T7 – T8668
T8 – T9667
T9 – T10664
T10 – T11972
T11 – T121292
T12 – L11282
L1 – L21262
L2 – L31462
L3 – L41582
L4 – L51762
L5 – S12035

関節可動域のグラフ

数値の表だけでは分かりにくいので,グラフで示します(図 1 – 3)。
筋骨格系のキネシオロジー2)にあるグラフとは数値が異なります。

各椎骨間の屈伸の可動域
図 1: 各椎骨間の屈伸の可動域
各椎骨間の側屈の可動域
図 2: 各椎骨間の側屈の可動域
各椎骨間の回旋の可動域
図 3: 各椎骨間の回旋の可動域

各椎骨間の関節可動域の要点

頸椎は屈伸,側屈,回旋の全てにおいて,比較的大きな可動域があります。

C1 – C2 間(正中・外側環軸関節)の回旋可動域は突出しています。

胸椎と腰椎は,遠位にいくほど,屈伸の可動域は大きくなります。
屈伸の可動域が大きい分,回旋の可動域は小さくなっています。

おわりに

椎骨間の関節可動域は個人差が大きいようですので,細かな数字の違いはあまり気にせず,大まかな傾向をとらえるといいと思います。

参考文献

1)中村隆一, 齋藤宏, 他: 基礎運動学(第6版補訂). 医歯薬出版, 2013, pp274.
2)P. D. Andrew, 有馬慶美, 他(監訳):筋骨格系のキネシオロジー 原著第3版. 医歯薬出版, 2020, pp405-406.

2021年8月4日

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