脊髄神経の基本的な構造

脊髄神経の構造について,ごく基本的なことを簡単にまとめます。
意外に忘れてしまいやすいところです。

脊髄神経の横断面
図 1: 脊髄神経の横断面3)

前根 ventral root

運動神経線維の集まりです。

自律神経系の遠心性線維も含まれます。

後根 dorsal root

感覚神経線維の集まりです。

自律神経系の求心性線維も含まれます。

脊髄神経節 spinal ganglion

後根の膨らみです。
感覚神経の 1 次ニューロンの細胞体が集まっています。

脊髄神経 spinal nerves

前根と後根が合して脊髄神経となります。

脊髄神経は,すぐに前枝と後枝の 2 本の主枝に分かれます。
他に,硬膜枝と交通枝も分岐します。

狭義の脊髄神経はとても短いものになります。

前枝 ventral ramus

体幹の側面と前面,および上下肢の筋と皮膚に分布します。

後枝 dorsal ramus

頭頸部と体幹の後面の筋と皮膚に分布します。

交通枝 communicating branch

交感神経幹と連絡します。

硬膜枝 meningeal branch

脊柱管内の硬膜に分布します(図 1 では描いていません)。

おすすめの記事

二重神経支配の筋:覚える意味と全リスト(一覧)
腕神経叢の要点を正攻法で覚える

スポンサーリンク

参考文献

1)金子丑之助: 日本人体解剖学上巻(改訂19版). 南山堂, 2002, pp557-560.
2)越智淳三(訳): 解剖学アトラス(第3版). 文光堂, 2001, pp423.
3)秋田恵一(訳): グレイ解剖学(原著第4版). エルゼビア・ジャパン, 2019, pp53.
4)本間研一(監修): 標準生理学 第9版. 医学書院, 2019.

2021年7月18日

コメント

タイトルとURLをコピーしました