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Romberg試験のカタカナ表記はロンベルグそれともロンベルク?

投稿日:2018年11月26日 更新日:

Romberg試験(Romberg徴候)のカタカナ表記の謎についてです。

ロンベルクとしている文献1,2,3)とロンベルグとしている文献4,5,6,7)があります。
語尾が違います。
Rombergの語尾は「g」なのですから,「グ」が正しくて,「ク」は間違っているのではと思っていましたが,どうも違うようです。

この試験はドイツの神経内科医 Moritz Heinrich Romberg(1795-1873)が提唱したものです。
ドイツの方の名前ですから,ドイツ語読みをするのが自然かと思います。
ドイツ語では語末の「g」は「k」の音になるそうです。
ですので,Rombergの最後の音は「k」になるはずです。
そうであれば,カタカナ表記はロンベルクとするのが自然だと思います。

私はドイツ語を全く学んだことがなく,ドイツ語の文法書などの信頼できる情報源は確認できていません。
ですが,ウィキペディア(Wikipedia)でドイツの都市Hamburgの表記について書かれているのを見つけました。

「ハンブルグ」と慣例的に表記されることもあるが、ドイツ語の発音ではこの語尾の “g” は無声音であるため、仮名転写は「ハンブルク」となる。

また,同じくウィキペディア(Wikipedia)で,ドイツ人のチェリストBernhard Heinrich Rombergのカタカナ表記はロンベルクとなっていました。

Rombergのドイツ語読みのカタカナ表記はロンベルクでよさそうです。

では「ロンベルグ」と最後の音を濁音で表記するのは間違いなのでしょうか?
Rombergを英語の辞書で確認すると,発音記号は「g」です。
英語のRombergをカタカナ表記するのであればロンベルグが自然です。

どちらでもいいということにしておきましょう。
学会等での取り決めがあるのかもしれませんが,調べていません。
私はロンベルクと表記しています。

Romberg試験の方法については別の記事でまとめています。

参考文献

1)田崎義昭, 斎藤佳雄: ベッドサイドの神経の診かた改訂17版. 南山堂, 2014, pp62-63.
2)中村隆一, 齋藤宏, 他: 基礎運動学(第6版補訂). 医歯薬出版, 2013, pp373.
3)田中亮: 協調性検査, 15レクチャーシリーズ 理学療法テキスト 理学療法評価学 I. 石川朗(編), 中山書店, 2013, pp135-144.
4)上田敏, 大川弥生他(編). リハビリテーション医学大辞典. 医歯薬出版, 2002, pp629.
5)後藤稠(編): 最新医学大辞典(第1版). 医歯薬出版, 1994, pp1526.
6)ドーランド医学大辞典編集委員会(編): 第28版ドーランド図説医学大辞典. 廣川書店, 1998.
7)米田稔彦: 理学療法評価で用いる特殊検査・冠テストおよび主な徴候, 標準理学療法学 専門分野 理学療法評価学第2版. 内山靖(編), 医学書院, 2006, pp196-207.

2018年11月30日
2018年11月26日

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