中大脳動脈の走行と分岐

中大脳動脈の走行と分岐について,最低限覚えておきたいところをまとめてみました。

内頸動脈が中大脳動脈に移行します。
外側溝を外側に走り,大脳半球外側面に向かいます(図1)。
外側溝(シルヴィウス溝)は側頭葉を前頭葉および頭頂葉と分ける溝です。

脳底部での中大脳動脈の走行
図1: 脳底部での中大脳動脈の走行。文献2を参考にして作図。赤色は内頸動脈と中大脳動脈,ピンク色はその他の動脈。図の右(左の脳)の側頭葉と小脳は切り取られている。

図1をイメージできるようになると,そこから発展して脳の動脈を覚えやすくなると思います。

中大脳動脈は外側溝を走りながら上向きに重要な枝を出します。
レンズ核線条体動脈(線条体枝)です(図2)。

中大脳動脈とレンズ核線条体動脈
図2: 脳前額断。文献2を参考にして作図。レンズ核線条体動脈は複数ある。

レンズ核線条体動脈は高血圧性脳出血の好発部位で,微小動脈瘤の破裂による出血です。
被殻出血はレンズ核線条体動脈の破綻によるものです。

図2を覚えていれば,MRAなどの脳血管の画像を勉強するときの足掛かりになると思います。

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参考文献

1)馬場元毅: 絵でみる脳と神経 しくみと障害のメカニズム 第3版. 医学書院, 2012, pp57-61.
2)越智淳三(訳):解剖学アトラス(第3版). 文光堂, 2001, pp516-518.
3)金子丑之助: 日本人体解剖学下巻(改訂19版). 南山堂,2008, pp60-65.

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2020年5月8日

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